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学生生活で注意してほしいこと

学生生活に潜んでいる様々な危険・あやうさをよく知り、自身がその危険に陥らないように注意することが大切です。その主なものを以下に示します。
動画 もありますので、ぜひ確認してください。
SNS利用上の注意
FacebookやTwitter、LINEなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)は、「仲間内だけのもの」と思いがちですが、そこでの発言が他人を傷つけたり、炎上して自分が傷つくこともあります。また、仲間内だけの空間であるという安心感を利用して詐欺(ワンクリック詐欺やフィッシング詐欺など)やウイルスの配布を行う事例も急増していますので、SNSの利用にあたっては、以下の点に注意してください。
  • むやみに個人に関する情報を公開しない
  • 写真の掲載は、意図しない位置情報流出の危険性がある
  • プライバシー、著作権や肖像権の侵害に注意
  • 発信内容は慎重に、どこで誰に対して公言しても良いことだけを書き込むべき
  • 偽アカウントやスパムアプリに注意
盗難・置き引きに注意
本学では、体育館、部室、グラウンド、講義室、研究室など、様々な場所で盗難・置き引きが発生しています。大学は、学生や教職員だけでなく、外部の人も多数出入りしています。貴重品等は常に身に付け、わずかな時間であっても自分の持ち物から目を離さないよう十分注意してください。
また、自転車は「鍵をかけていない」または「鍵が1つしかない」ものが特に狙われています。盗難防止のために備え付けの鍵だけでなく、ワイヤー錠等を併用し、2個以上の鍵(ツーロック)をかけましょう。短い時間であっても必ず施錠し、万が一に備え、防犯登録を必ず行いましょう。
飲酒に関する注意
日本では20歳未満の飲酒や20歳未満の人に飲酒を勧める行為も法律で禁止されています。
未成年者(20歳未満)の飲酒は法律違反であり、未成年者は勧められても飲まないこと、未成年者へ飲酒を勧めないことを厳守してください。
また、20歳以上の成年に達した人も、急性アルコール中毒に注意してください。短時間に大量のアルコールを摂取すると、自力で立てないほどの運動障害を起こしたり、昏睡状態になることがあります。最悪の場合は呼吸停止や急性心不全が起き、死につながったり、蘇生しても重篤な後遺症が残ることがあります。
薬物等の所持・使用の禁止
日本では、大麻、麻薬、向精神薬(処方箋を除く)、あへん、覚せい剤、吸引用シンナー、
MDMA等薬物の所持、使用は法律で固く禁止されています。
違反した場合は、犯罪者として逮捕・起訴され、奨学金支給の取りやめや大学除籍などの処分を受けるだけでなく、懲役刑や国外退去を含む非常に重い処罰を受けます。
薬物使用は、精神と身体に悪影響を及ぼし、人間関係の崩壊など、本人だけでなく社会全体に害悪をもたらします。近年では、危険ドラッグ*の使用が引き金となった事件や死亡事故が多発しています。危険ドラッグは、強力な依存性があり、また強い精神毒性があるため、使用すると急性症状による暴力事件や交通事故を引き起こしたり、慢性的な精神疾患にかかることがあります。安易に使用した結果、本人だけでなく周囲にも大きな影響を及ぼすことがあるため、一時的な興味本位で絶対に手を出さないようにしてください。

*危険ドラッグとは、「ハーブ」、「お香」、「芳香剤」などと用途を偽装したり、「合法ドラッグ」、「合法ハーブ」などと称して販売されている薬物です。
政治セクト(過激派)、カルト団体などに注意
思想、信教の自由は憲法で保障されています。しかし、世の中にはそのことを逆手に取り、嘘や違法行為を勝手な解釈で正当化する反社会的な政治セクト(過激派)やカルト団体も存在します。
<カルト団体による勧誘>
カルト団体による違法な勧誘、脅迫、献金強要等のトラブルも発生しています。その手口は、呼吸法、自己啓発セミナー、ボランティア、国際交流などのサークル活動への勧誘やアンケート調査などと言って声を掛け、世間話や趣味などの話題から親しくなり、住所や電話番号、SNSのアカウントといった個人情報を聞き出し、セミナーや合宿等に参加するようにしつこく勧めるというケースが多く見られます。
いったんこういった団体に入ってしまうと、その団体のさまざまな活動にかり出され、時間と労力を浪費し、人間関係が崩壊し、授業にも一切出られず大学を除籍となるなど健全な学生生活を送ることができなくなります。
被害にあわないために

ひとりでいる時に声をかけられるケースが多発しています。トラブルに巻き込まれないためには、その人が何のために近づいてきたのかを確認してください。名前を言わなかったり、目的を言わなかったり、曖昧にぼかす時は注意してください。また、初対面の人には絶対に個人情報を教えないこと、安易にSNSでつながったりしてはいけません。しつこく勧誘されてもきっぱりと断る勇気が大切です。おかしいと思ったら、すぐに友人や家族、大学に相談しましょう。

割のいい(簡単にお金が稼げる)アルバイトの話に注意
犯罪組織が一般的な組織を装い、留学生に対して「割のいいアルバイト」と称し、犯罪行為に誘い込むケースが多発しています。インターネットやチラシ、知人からの勧誘等により、このようなアルバイトに安易な気持ちで応じた結果、犯罪に加担してしまうことになり、留学生が逮捕・検挙されていますので、
十分に注意してください。
「悪徳商法」や詐欺にだまされないために
学生をねらった悪徳商法が多発しています。これらの悪徳商法は、学生の社会的経験の少なさなどにつけこみ、「楽して儲かる」といった気持ちを起こさせ、時には脅迫まがいの方法で引き込んだりします。次にあげるような悪徳商法の他にも巧妙な新しい手口もでてきていますので、くれぐれも注意してください。
<キャッチセールス>
街で「アンケートに答えてください……」などと呼び止められ、営業所に連れて行かれて、高価な化粧品や会員権などの契約をさせられます。
あいまいな態度をとらず、はっきり断ること!
<アポイントメントセールス>
「格安で海外旅行ができ、レジャー施設も安く利用できる」などと電話で営業所に呼び出され、実際には別の商品(ビデオ教材等)とのセット販売で結局高額な商品を買わされることになります。
見知らぬ人からのうまい話に要注意!
<マルチ商法>
「人を紹介するだけで、どんどん収入がふえる」などのうまい話で誘われます。商品を買って会員になり、知人や友人を紹介して商品を買ってもらうと、リベートがはいり、さらに孫・ひ孫からのリベートがはいるというものです。手軽にできるアルバイトと思って契約したものの、結局残ったのは買い込んだ商品と借金だけということにもなりかねません。うまい話はありません。もうけ話には注意しましょう!
<架空請求詐欺>
実際には利用していない有料サイトの利用料金等の名目で金銭をだまし取る架空請求詐欺事件が増加しています。学生の皆さんがこうした被害にあわないよう、次のようなことに心掛けてください。
  • 身に覚えのない請求は無視する。(請求のはがきやメールは保管しておく)
  • 指定された連絡先には絶対に連絡しない。
  • 迷惑メールの受信拒否設定をする。
  • 発信内容は慎重に、どこで誰に対して公言しても良いことだけを書き込むべき。
  • 一人で判断せずに警察や家族、周囲の人に相談する。